2007年05月 バックナンバー
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2007年05月31日
ただ今、8% | (日常非日常) |
2007年05月24日
NTT東西間で「ひかり電話」が不通 | (ニュースの視点) |
23日午前6時半ごろ、NTT東日本とNTT西日本の「ひかり電話」を接続する装置に障害が発生し、NTT東西間でひかり電話などの通話ができなくなり、総計で約317万回線に影響が出た。
その後原因は不明ながら、東西間接続装置(中継用サーバ)のソフトを再インストールすることで、約3時間後に回復した。
その後の調査で、東西間をつなぐNTT-MEの中継網内の呼制御サーバの保全作業でのミスが原因と判明した。
NTT東西は法的規制で直接接続することが禁じられている。そのため、NTT東の子会社であるNTT-MEが中継部分を請け負っている(入札による)。
NTT-MEは21日深夜から22日早朝にかけて呼制御サーバのハードディスクを予防的な保全作業の一環として交換したが、この時作業員がコマンド入力ミスをしてハードディスク内の一部データが損壊したと言う。23日午前6時25分、損壊したデータが呼制御サーバのメモリに読み出された結果、サーバがダウンしてしまった。
このサーバには待機系のサーバ・ハードディスクが用意されていたが、ハード的な故障の場合しか、自動的に切りかわらない。手動で切り替えることは可能だが、今回はそのような処置は取らず、ソフトの再インストールで回復した。
またまたである。
先日の東日本の障害とは原因が異なるが、ひかり電話とアナログ電話間や、他社回線間の呼制御サーバのトラブルと言えば、昨年も何度も起きている。おそらくその記憶があるからだろう、予備系に切り替えずにソフトの再インストールを実行したのは。
それにしても、コマンドの打ち間違いだとか、コマンド間違いでデータを壊しただとか、壊したデータを読み込んだだけで壊滅的な被害を出すなど、映画なら面白いかもしれないが、あまりにもお粗末過ぎる。
間違ったデータを読み込んだとしても、その部分だけ切り離して、他には影響を出さないような設計にすべきだし、そもそも定期的なメンテ作業で、手入力作業が組まれていること自体に驚きを禁じえない。
先日のフレッツ障害にしても、根本的にはルータの性能評価にミスっている(か、全然してない)としか思えないが、それ以前にルータを含めたネットの階層構造の設計に根本的な間違いがあるとしか思えない。それとお粗末過ぎるソフト・・・きちんとピーク性能を決めて設計したり、最大負荷による性能評価や実値テストをしているとは思えないのだが。
また、東西間の直接接続を法的に禁止すると言うのも、趣旨はわからなくはないが、あまりに形式的で方法論として間違っているような気がする。
この調子では、まだまだ問題は噴出するだろう。
2007年05月17日
バベル | (ことばの杜から) |
NTT東がフレッツで大規模障害 | (ニュースの視点) |
15日、NTT東日本のエリアのうち14都道県でIP網に障害が発生し、「フレッツ」シリーズや「ひかり電話」の一部ユーザがサービスを利用出来ない状況におちいった。特にひかり電話では110番や119番などの緊急通報も不通になった。
発生日時は5月15日18時44分ごろで、障害が出たサービス(括弧内は影響を受けている契約数)は「Bフレッツ(約152万)」「フレッツADSL(約163万)」「フレッツISDN(約17万)」と「ひかり電話(約73万)」。
原因がわからないものの、NTT東日本ビル内にあるIP伝送装置(ルータ)の電源を再起動することでサービスが回復することが判明したのでエリア毎にルータをリセット、午後10時過ぎから次第に回復に向かい、16日の午前1時30分に全面的に復旧した。
その後の調査で判明したところによれば・・・
NTT東日本によると今回の障害の発端は、東京都内のビルに設置したルータのハードウェア故障に伴うパッケージの交換にあるという。
その際、IP網内の全ルータ(全4000台)でルーティング情報の自動書換えが発生するが、この処理量が多すぎたためか、多くのルータが連鎖的に処理能力オーバーに陥り、IPパケットの転送を自動停止したことが原因と判明した。
現在は、1台のルータに設定するルーティング情報を1万5000から1万3000まで減らす(約2000減)ことで負荷の軽減を図っていると言う。しかし抜本的な解決ではないので、今後は、ルータのソフトを処理能力が高い新バージョンに変更することで対処するとしている。今回障害が起きなかった東京23区、神奈川、埼玉、千葉では、既にすべてのルータのソフトを新バージョンに統一していたため、処理能力の不足が発生しなかったという。
なお、今回の障害に伴うユーザへの利用料金の返金は、約款による返金条件(24時間以上の停止)に達していないため行わないという。
それにしてもNTTのひかり電話関係はトラブル続きだ。一台のルータの故障だけで処理が飽和するなど、もってのほか。
NTTがどこのルータを使用しているのかは明らかではないが、処理能力云々以前の問題のような気もする。
実際・・・どこのルータやハブが、とは言わないが、高負荷となった場合に処理能力やエラー処理に問題のある市販装置も多い。せめてカタログ値くらいは楽々とクリアして欲しいものだが・・・
フレッツにしても、営業の売り込みは激しいが、実際には開通まで数ヶ月待ちなどと言う話も良く聞くし、それだけ待ち数が多いということは、工事能力だけでなく、回線能力に顧客数に応じられる余裕があるのだろうか?と言う疑問もある。
今回の事故は、はからずもその「答え」を暗黙に示しているようで、今後もまだまだ問題は絶えないのではないだろうか。
2007年05月13日
君に見られるのも楽じゃない | (日常非日常) |
2007年05月02日
第二ラウンド迎える楽天 vs TBS | (ニュースの視点) |
4月19日、楽天はTBSに対して、TBS株を20%超まで買い進めることを、文書で通告した。これを受けてTBSは27日に取締役会を開き、買収防衛策発動の準備を行うことを決めた。また、株式取得の目的などを内容とする質問状を楽天に送付することを決議。同日に招集された「企業価値評価特別委員会」に対して了承を求めた。
これを受けて同委員会は了承し、同日中に質問状は楽天に届けられたが、楽天は前日(26日)特別委の評価期間中は株買い増しを行わない誓約書を送っており、同質問状に対しても「受領した質問事項の内容を真摯に検討し、出来る限り誠実に回答する」とのコメントを発表した。
楽天側はあくまでも紳士的友好的に支配権を獲得する意向のようだが、TBS側は楽天を「濫用的買収者」として排除したい意向のようだ。
この攻防戦、TBSが6月下旬に開く株主総会までに決着しそうになく、もしTBSが買収防衛策を発動した場合、楽天は訴訟を検討する構えをみせている。
いずれにしても、この攻防戦、楽天がTBSに対して提案し続けている旧メディアとネットの融合問題とは全く関係ない次元で終始しており、ライブドアの問題と同様に、戦略や企業論理とは無関係な、感情的な対立のみが表立っているような気がしてならない。
しかし楽天・三木谷会長は同時に増田カルチュア・コンビニエンス・クラブ社長をTBSの新任取締役として提案したり、増田氏の前には出井ソニー最高顧問に打診したりもしている。出井氏はこの提案を拒否したようだが、日経ビジネスのインタビューによれば基本的には三木谷氏の放送とネット融合構想の方を支持しているようだ。ただ、火中の栗は拾いたくないと言うことか。
⇒ http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070426/123701/
三木谷氏も、出自から言っても言動から言っても、堀江氏とは違って「旧体制」派だし、出井氏も指摘しているように、TBSと楽天では補完する部分は多くても競合したり相反する部分はほとんどなく、TBSとして毛嫌いする要素はないと思うのだが・・・
目的は一つではない | (日常非日常) |
いやいや、別に読もうと思って見たのではない。
どこか知らないリンクが埋め込まれてたのか、間違ってクリックしたのか、なぜかわからないが丸山法師のブログたら言うページが開いた。
そのまま無視するつもりだったが、つい読んでしまったら、なかなか面白いことが書いてあった(笑
TVなんか見ないので、なんで丸山弁護士ってのが人気あるのか、どんなおっさんかも全然知らないし、東京都知事選に立候補云々も・・・なんか聞いたことあったなぁ、程度の記憶しかないけれど・・・
http://yaplog.jp/k-maruyama/archive/120
書いてることは嘘かホントか知らないけれど、立候補が取り沙汰されたのは、選管に立候補関係の書類を取りに行ったのが原因らしい。そしてその理由がふるってる(^^;
自分は、単純に石原の信任投票的選挙になってしまう、
その無気力さ、とりわけ対抗馬の出る出ないの迷走ぶりを見て
何とだらしない意気地のないことかとの思いが生じたのだ。そこで、いったい都知事選とはどんなものか、
普通の人間の手の届かないものなのか、
やろうとすれば、やれるものか勉強してみたくなったわけだ。そこで、選管の書類をとりに行ったら
予想外の大反響となった。
そりゃ、それもありだわな。
何も立候補を目的に書類を取り寄せる・・・だけが目的とは限らない。そりゃそうだ。
でも、どんな報道がされたのかも知らないので的外れかも知れないけど、それだったらそれでなんでマスコミは本人に立候補の意思を確認してから書かなかったんだろう??
それとも・・・この人、面白いことになりそうだから、敢えて意思をぼかした表現に徹してたんだろか?(笑