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2008年09月17日

全日空の国内空港システムで障害、欠航便も。(ニュースの視点)

14日、始発時より全日本空輸の国内空港システムで障害が発生し、国内便の一部で欠航や遅延が発生した。
トラブルは旅客の予約・搭乗手続きや手荷物管理するチェックインシステム「able-D」で発生、チェックイン用の端末が起動しない等で利用出来なくなった。チケットレスの乗客が利用する自動チェックイン機は通常通り稼働している。
原因がはっきりしないまま、abel-D端末と端末管理サーバ間での日付処理に問題があるとの推測で日付確認機能をオフするなどの対策で、午前11時から各空港の端末が順次使用出来るようになった。
最終的には53便が欠航、277便が1時間以上遅延するなどの影響を残した。
また、このシステムはスカイネットアジア航空、スターフライヤー、アイベックスエアラインズ、北海道国際航空(AIR DO)でも共用しており、各社を合わせると約6万8千人の足に影響が出たと云う。

その後、16日になって原因を特定、17日までに修正のうえ正常動作を確認。
問題となった管理サーバは2005年に導入したが、接続してくる端末が正当なものかどうか認証する機能があり、その設定値の一つ、暗号化機能の有効期限の設定が2008年9月14日1時44分まで(3年間ってこと?)となっており、14日の始発便から端末が認証エラーで接続出来なくなっていたようだ。

全日空では昨年5月にも大規模なシステム障害があったが、その時の原因はネットワーク機器の故障を引き金としてトラブルがシステム全体に広がったもので、今回とは原因も状況も異なる。
その後、昨秋~今春に約7億円の費用を投じて対策を行っている。
対策はネットワークやシステムの修正・増強などの直接的なものの他、運用監視体制の一本化・強化、バックアップシステムの強化、訓練設備の新設など広範に及んでいるが、今回のトラブルには無力であったようだ :-)

投稿者 shoda T. : 2008年09月17日 21:50

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