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2009年04月08日

ヤフー、GyaO株の51%をUSENから取得(ニュースの視点)

7日、ヤフーとUSENは合同記者発表会を開催し、Yahoo! JAPANがUSENの100%子会社である(株)GyaOの株式の51%を譲り受けるとともに、2009年秋から「Yahoo!動画」と「GyaO」の両サービスを統合させ、ネット上の映像配信ビジネスの規模拡大に取り組むことで合意したと発表した。
予定では4月30日にヤフーが5億3千万円弱で4,998株を買取り、(株)GyaOの資本金2億5,000万円の出資比率をヤフーが51%、USENが49%とする。代表取締役社長には、ヤフー・メディア事業統括本部メディアサービス本部メディア企画部部長の川邊健太郎氏が就任する。

両社とも動画配信サービスではまだ利益を出していないと云われているが、一方で家電メーカ主導の「アクトビラ」や、NHKをはじめとした放送事業者も本格的にサービスを始めている。
ただ、GyaOのような多彩なコンテンツを配信するサービスは数多く出てきているが、実際にコンテンツのライセンス管理と配信事業を本格的に行ってるところは今のところGyaOがトップ、Yahoo!が二位と、他を圧倒している(@niftyやbiglobe等は単にポータルサイトであったり二次配信を行ってるのみで自前で持っているわけではない)。
特定分野(アダルト等)に特化したサービスは存在するが、多彩なコンテンツのものとしてはSONY等が始めた branco もすでに頓挫、USENと楽天の合弁事業だった有料配信の ShowTime は、TBSとの統合を諦めた楽天が完全子会社化してしまった。
そんな状況で、ヤフーとUSENの生き残りを掛けた結論がこのヤフー主導による一、二位連合なのかもしれない。一方のUSENは配信事業はヤフーや楽天に任せ、本業の有線放送事業やカラオケ配信と、配下のギャガなどのコンテンツ事業に注力することで業績の回復を図ろうとしているのだろう。

投稿者 shoda T. : 2009年04月08日 14:12

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