2011年07月20日 バックナンバー

« 2011年07月14日 | トップ | 2011年07月21日 »

2011年07月20日

高層ビル振動の原因は「エアロビ」?(ニュースの視点)

今月の5日に韓国の高層ビルで原因不明の振動が起き、入居者らが避難する騒ぎとなった原因は、人気エクササイズの「タエボー」だったことが、原因究明に当たっていた建築工学の専門家チームの調査と再現で明らかになった。
調査に加わった専門家は「タエボーによって生じた振動サイクルが、たまたま同ビル特有の上下振動サイクルと衝突した」と説明。これによってビルの振動が増幅され、揺れが生じたという。

「タエボー」というのは、ボクシングとテコンドーを組み合わせたエクササイズで、ポップソングに合わせて行なう。騒ぎの当日は17人がエアロビクスに励んでいたと云う。

たった17人でも、波長が合うとこの騒ぎです。特に高層ビルは耐震のため揺らして振動を吸収する構造になっているため、起こりやすいのでしょう。
それだけに、特定の周波数に過敏に反応しない設計が望まれるところです。

そういえば、以前にもどこか(国内)の新設のドーム(体育館?)の屋根が陥没した原因も、同様の多くの人の運動に伴う振動でした。
また、京セラドームなどでもライブでの観衆のジャンプなどの振動が周辺地域に与える影響が問題になったりしてます。
もっと古い例では、米国タコマ・ナローズ橋が開通4ヶ月で、想定より遙かに弱い19m/sの横風で自励振動を起こし落橋した事故はあまりにも有名です。
対人関係でもそうですね。波長が合うと・・・こちらは良い影響ですが:-)

投稿者 shoda T. : 12:38 | コメント (0) | トラックバック