2006年08月 バックナンバー

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2006年08月31日

プチプチ(本)

RCさんの日記で、こんな本が出てるのを知ったけど、どうなんだろう?

どうなんだろうってのは・・・

プチプチ

このソフトも載ってんの?(笑
どうせならCD本にして、取り上げられてる芸術家の作品やらソフトやら広告(動画)やらあれこれも収録したら面白いのにね?


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投稿者 shoda T. : 20:23 | コメント (3) | トラックバック

ナンバーポータビリティ、NTTドコモもauに同調(ニュースの視点)

29日、NTTドコモは10月24日から開始される「携帯電話番号ポータビリティ」(MNP)通称「ナンバーポータビリティ」での、NTTドコモからの転出手数料を2100円(税込)とすると発表した。
また、それに先立って9月10日より「事前予約キャンペーン」を実施する。これは事前に予約した場合に、2000「ドコモポイント」がもらえるというもの。
NTTドコモへ乗り換える場合は通常の契約手数料(3150円(税込))のみとなる。

転出手数料も事前予約キャンペーンのいずれも9日にKDDIが発表した内容とまったく同じ(ただし、au への転入時の契約手数料は2835円(税込)。キャンペーン期間はKDDIは9月1日から)。
また、ボーダフォンも31日、同社のMNPの詳細を発表したが、キャンペーン期間や契約手数料を含めてKDDIの内容とまったく同じだ。

これでどの携帯キャリア間でも2100円をプラスすれば、番号はそのままで別キャリアに変更することが可能になる(その他は、通常の新規契約とまったく同じで、新規の端末および契約手数料は必要)。
ただし注意しなければならないのは、持ち込めるのは番号だけと言う点だ。当然と言えば当然だが、メールアドレスの変更は従来通り必要なわけで、メール主体に移行しているユーザも増加している今、各キャリアが期待するほどの新規需要を喚起することは出来ないかもしれない。

MM総研が5月に実施したアンケート調査では、全体の11.1%が番号ポータビリティを利用して事業者を変更すると答えている。
⇒ MM総研「携帯電話の番号ポータビリティ利用意向調査

それ以前の同種の調査(他社)では移行希望者は数割と言う結果も出ており、番号ポータビリティへの期待度が縮小していることだけは確かなようだ。
またこの調査では、「番号ポータビリティとは関係なく移行」すると答えたユーザは4.2%となっているが、だからと言ってこの11.1%の人が、すべて番号ポータビリティが需要喚起して移行するユーザなのかどうかははっきりしない(設問があいまいなので・・・)。仮にすべてがそうであったとしても全ユーザの約1割である。
多いか少ないかの議論もあるだろうが、1割と云えば思い起こすのは、マーケッティング理論での「10%(テンパーセント)の法則」である。これは、元々自動車セールスの経験則から来ているようだが、新製品(モデルチェンジ)が出た時に、既存ユーザの10%程度は理由の如何によらず買い換えると言うもの。俗に言う「新し物好き」と言うやつだ。
逆に言うと、モデルチェンジしても買い替え需要が10%以下であれば失敗、2?3割以上の買換え需要があって初めて大成功と云える、と言うことだ。
自動車のモデルチェンジや、ソフトのバージョンアップ等、とかく販売数に目が行き勝ちだが、この「10%則」を意識して数字を見ると面白い。案外この数字に則っているケースが多いのだ。とかくメーカやマスコミは販売数で大成功だとか『売れている』と需要を煽ろうとするが・・・

閑話休題:
いずれにしても、番号ポータビリティの実需要がどれくらい出るのか、興味深い。
もしMM総研の調査通りに、1割程度あるいはそれ以下の利用しかなければ、番号ポータビリティは完全に時期を失してしまったと云えるだろう。さて結果は??
11月中には明らかになるだろう。

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投稿者 shoda T. : 17:24 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月30日

Appleもリチウムイオン電池の自主回収開始(ニュースの視点)

24日、Dell に続いて Apple もソニー製のノートPC用リチウムイオンバッテリーの自主回収を開始した。
自主回収とは言え、費用はソニーが負担するわけで、ソニーでは、今回のAppleおよびDellのバッテリー回収にかかる費用を200〜300億円と見込んでいる。
Apple の告示ページでは

>>まれな状況で過熱するという安全上の問題を引き起こす可能性があることを確認いたしました。

として率先して回収を決めたかに見えるが、29日経済産業省が発表したところによれば、4月に国内でも発火事故が起きていたと言う。

>>経済産業省は、8月24日付けで、ソニー(株)及びデル(株)に対し、消費生活
>>用製品安全法第83条に基づく報告徴収を行ったところですが、アップルコン
>>ピュータ(株)製ノートPC に搭載されたソニー(株)製リチウムイオン電池について
>>も、異常発熱が起き、その一部は出火に至るという不具合が発生したことを踏ま
>>え、本日付で、消費生活用製品安全法第83条の規定に基づき、アップルコン
>>ピュータ(株)に対し、事故原因の究明、再発防止策等に関し、報告徴収を行うこ
>>ととしました。

発火事故について Apple が把握していたかどうかは明らかにされていない。


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投稿者 shoda T. : 21:29 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月29日

なにを今更・・・よいっしょ(-_-;)(日常非日常)

マッチポンプと言う言葉もあるが、やはりこれはよいしょ?
しっかしポジティブな記事とはこういうのを言うのか。
だったら私には無理だ(-_-;)

もう1つの理由は、携帯電話会社自身が「サイト利用の拡大にブレーキをかけている」と気づいたためだ。
「検索」が拓くケータイ情報鎖国

よくもシャーシャーとこんなこと書けるなぁ。と言うか、厚顔でこういう書き方が出来ないとプロの物書きとは呼べないんだろう。
私?完璧失格ですなぁ:-(
#ちうか、そもそもプロじゃないし(苦笑

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投稿者 shoda T. : 18:25 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月24日

YouTube(日常非日常)

YouTube の話が出たついてに書くが、以前から気になっていることがある。
と言っても、それほど熱心に見てるわけではないので、第一印象的なことで、統計的にどうかは知らないが。

まず、日本人と海外の人ではかなり考え方、YouTube に対する姿勢が違うということだ。
どっちがどっちと言う問題でもないが、TOKYO MXの「配信」問題もこのあたりに起因してるような気がするのだ。

つまり
・日本人がアップロードしているものは、大半がTV番組やCM。
・海外の分は、TV番組だけでなく、PV(プロモートビデオ)もあれば、かなりな部分を自作映像が占めている。

たとえば以前に実際に検索して驚いたのだが、「Bohemians」で検索してみてほしい。本当はこの検索語では別のものを探していたのだが・・・実際にはいくつかのサッカー関係を除けば、驚くほどたくさんの「Bohemian Rhapsody」に関する映像が出てくる。
Bohemian Rhapsody と言えば、Queen の代表曲だから、Queen のPVやライブの映像も若干あるのだが、それよりも圧倒的に多いのが自分たちが演奏したり歌ったりしているビデオや、この曲にインスパイアされて制作したイメージビデオ、あるいはプライベートフィルムの類なのだ。
演奏しているのは、プロのミュージシャンやその類のライブの映像もあれば、まったくの素人が演奏しているものも多数ある。

では次に「サザン」で検索してみよう。
「サザンビーチちがさき花火大会」と言う、明らかに素人撮影と思われる映像以外は、ほとんどがサザンオールスターか、中森明菜「サザン・ウインド」関連の映像ばかり。しかも・・・

おそらく本来の YouTube が意図していたのは、自主制作的なプライベートフィルムがメインなのではないかと思う。「サザン」で表示されるいくつかの映像が、おそらく著作権絡みと思われる「チクリ」によって見えなくなっていることからも、この種の映像が「お呼びではない」ものだったことは想像に難くない。
もっとも、YouTube 自体は完全に「無色」を貫いている。削除はあくまでもユーザによる評価の結果と言う姿勢だ。

このあたりは YouTube だけでなく、海外の著作権者もそれなりに柔軟な姿勢を示すところが多いようだ。
Lucasfilmも、ファンが作成したパロディ映像には寛容なところを見せ、ポイントを稼いでいる :-)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/03/news061.html

「スプー」騒動でのNHKの対応とかあれこれと比較しても、メリハリはきちっとするところが多いようだ。
いずれにしても、良い悪いに関係なく、現在の日本での YouTube の評価と言うのは、この種のTVからの「違法」コピー映像に重きがおかれていることは間違いない。
それが結果的に、YouTube は日本からは見えなくなってしまう、とか言った結果をもたらさなければいいのだが(-_-;)

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投稿者 shoda T. : 17:38 | コメント (0) | トラックバック

東京のローカル局がYouTubeに番組を配信?(日常非日常)

詳細がわからないから勘違いもあるかもしれないが、どうも気に入らないことが多すぎるので。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/24/news039.html

東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)と言うローカル局が、ブログネタな情報番組「BlogTV」のコンテンツを、「YouTube」を始めとした動画共有サイトに今月末から配信を始めると発表したと言う。
今日午後に記者会見とブロガー向け説明会を行っているというが・・・

まず気になるのは、「配信」などと言う言葉が独り歩きしている点。
知ってる人は知ってると思うが、YouTube ってそういうサイトではない。
主に個人ユーザをターゲットに、動画のアップロードと公開を支援するサイトだ。
基本的に誰でも登録すれば、手持ちの動画をアップロード出来るし、検閲のようなこともしていない。
ただし、閲覧ユーザによる評価システムがあって、これは問題だな・・・たとえばエログロ動画とか、著作権的に問題だとか、そういうのはチクることが出来、そういうネガティブな評価をされたファイルは公開停止になったり、ユーザとしての権利が剥奪されたりする。

最近では積極的にPVなどをアップロードしてプロモート用に活用しているミュージシャンやレーベルも増えて来ているが、基本的には自分が作成した動画を友人知人のみならず、興味ある人と共有しましょう、と言うシステムだ。
運営は、たぶん広告費だけでやってるのだと思う。
見る方も、フラッシュのストリーミング機能を使って見る。つまり基本的には一対一での接続のはず。

つまりプロの放送局が番組を「配信」するためのシステムじゃない。
配信と言った場合には、やはりきちんとブロードキャスト(一対多の接続)に対応している必要があると思う。

YouTube 以外にも Google Video や Revver も使うと言うが、これらも基本的には似たり寄ったりのシステムだ。

もうひとつ気になるのは、TOKYO MXがこれらのアップロードサイトとキチンと話を付けているのかどうかだ。
上記のように、一般ユーザ向けに無償で提供されているシステムを、こんな風に「営利的」に使用するのが、無断で行われるとしたら、かなり問題だと思う。
続報を待とう。


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投稿者 shoda T. : 17:17 | コメント (0) | トラックバック

「答えてねっと」長期ダウンの原因はロジックのミス?(ニュースの視点)

マイクロソフトは22日、同社が運営している質疑応答を中心とした電子掲示板「答えてネット」が一ヶ月以上に渡って停止している問題で、原因がプログラム・ロジックのミスによって予期しなかったループ処理が発生していることにあると公表した。そのため、四台で運用しているデータベース・サーバーのプロセサ稼働率が100%近くになってしまって事実上使い物にならないため停止させているようだ。
問題点についてはすでに解決しており、テスト環境では正常に動作することが確認されているというが、現在もまだ再開していない。

とりあえず旧システムに戻してサービスを再開しなかった理由については、「バックアッププランが事実上なくなったため」という。事実だとすると、いくら無償サービスとは言え、大企業にあるまじき対応だ。
その点について、「当社のプロジェクトの進め方に問題があった。今後への反省点の一つ」とコメントしているが、先の msn spaces から Windows Live Spaces への移行でも、様々な問題を出しただけに、この種のサービスへの取り組みに根本的な考え違い、いい加減さがあるのは否めない。
そもそも戻す云々以前の問題として、新しいシステムに切り替える前にテスト用のシステムで十分なユーザテストを行うのは常識のはず。それを怠ったツケとしてはあまりにも大きすぎる失点だったのではないだろうか?

マイクロソフトは今PC単体で動作するソフトウェアから、ネット環境で動作するソフトへ移行しようとしている。所謂WEB2.0対応を進めるためには必須の過程と言うことであろう。
次期Office にしても、まず完全なβ版としてはネット版を公開するくらいの熱の入れようだが、これらの主要プロダクトでも同様の対応しか出来ないとしたら、MSの凋落は約束されたようなものだ :-)

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投稿者 shoda T. : 12:42 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月23日

前期の国内音楽配信、前年同期74%増、247億円市場へ(ニュースの視点)

日本レコード協会がまとめた今年上半期の有料音楽配信の実績(同協会会員会社「42社」の実績合計)は、金額で前年同期比74%増の247億円となり、特にPC向けは金額ベースで約3.6倍に急拡大した。
もっとも、依然として全体の約9割はモバイル(携帯)関係で、特に日本の場合は圧倒的な携帯市場であることに変わりはないが、昨年がネット配信は5%程度であったことから半年で5ポイントアップしており、単価が大きいこともあり今後割合を急増して行くことは間違いないだろう。

http://www.riaj.or.jp/data/download/index.html

2006年1?6月累計
--------------------------------------------------------
種 別   回数(前年同期比) 金額(前年同期比)
--------------------------------------------------------
ネット・ダウンロード(PC) 1185万6000回 24億8521万9000円
(+451%) (+357%)
モバイル 1億6758万4000回 222億2274万2000円
(+54%) (+62%)
その他 1万7000回 5362万3000円
(-5%) (+57%)
--------------------------------------------------------
合計 1億7945万7000回 247億6158万4000円
(+62%) (+74%)

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投稿者 shoda T. : 15:10 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月17日

心の問題(日常非日常)

『個人の心の問題』なら、なぜ選挙の公約になるの?

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060816/108126/

盲点でした。
完敗です orz

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投稿者 shoda T. : 21:34 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月15日

恒久平和を祈願しながら戦争(鼓舞)博物館併設斎場に魂を抜かれる愚かしさに目覚めぬ国民に未来はあるのか(日常非日常)

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投稿者 shoda T. : 22:12 | コメント (5) | トラックバック

東京停電が明らかにしたもの(ニュースの視点)

14日朝、東京都と千葉県の境を流れる旧江戸川を走行中のクレーン船が、同川を横切って敷設されている27万5000ボルトの高電圧送電線に接触、損傷させた。この事故で送電線は切断はされなかったが、送電線につながる変電所の過電流保護装置が作動し遮断した。
この影響はネット状に張り巡らされた送電線網に波及し、次々と変電所の保護装置が働き、中央、千代田、新宿、世田谷、渋谷など14区1市と横浜、川崎両市、千葉県浦安、市川の両市で計約140万戸の停電を引き起こした。
東京電力の復旧作業の結果、次々と電力は回復し、渋谷区の一部が約二時間後に復旧することで、全戸で電力が回復した。
この影響で、東京メトロが一時全線で運転をストップしたほか、多くの鉄道が止まったほか、エレベータ内に閉じ込められるケースなどが多発。幸い、重大な事故や火災等は起きなかった模様。

復旧まで二時間と言うのが長いのか短いのかは複雑な電力網ゆえ、一概には言えないが、99年に埼玉県狭山市で航空自衛隊のジェット機が墜落した際に送電線を切断した例では、約80万戸が停電し復旧に三時間程度かかっている。

時節がら、マスコミもエレベータには敏感なようで(笑)鉄道以外では、もっぱらエレベータ関係の事故ばかり報道されているようだが、他にも様々な影響が出たようだ。もちろん、人身事故につながるエレベータ事故が重大ではないと言うわけではないが・・・
たとえば、弊社でレンタルしているメールサーバが設置されている某大企業によるデータセンターでは、非常用発電機が作動した際に、この発電機の一部で同期エラーが発生、結果的にサーバへの電力が途切れたばかりでなく、バックボーンネットワークの機器の一部への電力も遮断され数十分?数時間(?)にわたってサーバが停止すると言う事故が起こっている。
このような事故や不具合は他にも発生している可能性があるが、非常用装置が非常時に役立たないとは、困ったものだ。

今回はクレーン船による不慮の事故と言うことで、損傷も一箇所であるにもかかわらず、これだけ大規模な停電が起こりうる。まして今囁かれているようなテロがあった場合、どれだけ大きな被害が出るか想像に難くない。
自衛だとか防衛と言うと、誰かのようにすぐに軍隊にしか結び付けての発想しか出来ない人が多いが、実はこの種の日常何気なく使っているものが破壊ないし狙われた場合の対策の方が重要であるはず。
そういう意味でも、今回の停電は貴重な教訓を多数残しているはずだが・・・果たしてどれだけ活かされていくのか、いささか心もとない。

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投稿者 shoda T. : 21:35 | コメント (6) | トラックバック

2006年08月14日

停電(日常非日常)

今朝の東京の停電・・・ま、送配電は専門じゃないし、大学でもまじめに勉強しなかった分野だし(ぉ)・・・復旧に二時間かかったのが速いかどうかの論評は避けておくとして。でもなぁ、大都市圏って、何重にも迂回路が作ってあったんじゃなかったっけ?

と、それはともかく、さすがにうちまでは影響はなかった・・・

と言いたいところだが、さにあらず。それが現代ってものかも :-)
最大の影響はメールサーバがアクセス不能になったことだ。
メインで借りてるサーバ(レンタル)は、実は内部的にはWEBサーバとメールサーバがまったく異なるサーバで、しかも設置場所も違う。
今回の停電の影響を受けたのはメールサーバの方。
しかし、本来はバックアップ電源などがあるはずで、サーバそのものではなく、途中経路のどこかに問題があったのかと思っていた。はてなも、はてな本体はアクセス出来たが、はてな日記の方が大部分だめだったようだ。もしかしたら同じ場所なのかもしれないが・・・

停電が復旧して、さっそくプロバイダよりお詫びのメールが来た。このあたりのサポートの確かさもあって、少し高いのだが、メインサーバのプロバイダを変える気になれないのだが、メール内容を見て驚いた。
驚いたというか、やっぱりね?って感じもあるが、しかしなぁ(-_-;)
もとより、そのプロバイダ自体に問題があるわけではない。

>>都内某所にある弊社が契約しているデータセンタ(上場企業)にお
いて障害が発生しました。

大企業が運営するそれなりに対策が施された(比較的高額な)データセンタにサーバを設置しているわけである。
そのデータセンターの公式売り文句は

>>------------------------------------------------------------
>>3スポットネットワークによる特別高圧受電に加え、24時間稼働可能な
>>自家発電装置、冗長化されたUPS無停電電源装置を設置し、n+1分電盤
>>構成にて停電時も無瞬断で電源を供給。
>>------------------------------------------------------------

なのだが・・・今回の停電に起因する「致命的な問題」が発生したというのだ。
よくあることといえば、残念ながらよくあることだが、緊急用の設備が緊急時に用をなさないとは、やはり呆れてものも言えない(-_-;)
この電源断(内部的には20分くらいらしい)により、サーバが停止するだけでなく、Linux サーバだから、それなりのソフト的な影響のほか、ハード的な影響も出ているという。
困ったものだ。

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投稿者 shoda T. : 12:54 | コメント (8) | トラックバック

2006年08月11日

ゲド戦記(本)

と言うかアースシーの物語。
とはいえ・・・読んでない(爆

じゃ、なんで書いてるかと言うと、今スタジオジブリがアニメ化して公開してるのだが、最初っから観る気もないから全然気にもしてなかったのだ。
気にしなくても、あれだけ宣伝し、タイアップ広告してたら嫌でも目に入り耳に聞こえる。
そしてさまざまな情報が入ってくる。

そもそも「ゲド戦記」と言う名称自体が原作とはかけ離れているわけだけど、それも日本じゃそれで通ってしまったのでよしとしよう。しかし、今回のアニメは原作とはかなり違うストーリーだと言う時点で「ふーん」なのだ。
しっかし・・・それだけじゃない。監督は宮崎駿ではなく宮崎吾朗?
えっ?何?それ?
ル=グウィンは本当にすべてわかっていて許可したのだろうか?
言葉も出ない・・・

ル=グウィンと言えばなんと言っても「闇の左手」だ。ゲド戦記が嫌いなわけでもないし、ファンタジーだから読まないわけでもない。ただ、まあ、あえて純ファンタジーまで読む必然性を感じないだけで・・・内容はほぼ把握出来るし(w
ル=グウィンは幅の広い作家で、SFから純文学までいろいろな作品を書いている。ファンタジーやSFとファンタジーの中間的な作品も多い。
それで、と言うわけではないが、SF作家の中でノーベル文学賞に一番近い作家はこの人じゃないかと思っている。どの作品もテーマは決して軽くはないが、作品そのものは必要以上に重くはない、バランスのいいものばかりだ。きっと純文学しか読まない人でも納得出来る作品ばかりだと思うのだが・・・

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投稿者 shoda T. : 04:32 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月10日

いたちごっこ(スパム・うぉっちんぐ)

「いたちごっこ」とは、「互いに同じことを繰り返し、いつまでも進展しないこと」を言う。元々は子供の遊び・・・相手の手の甲を交互につまみ手を繰り返し重ねていく遊び・・・に由来するという。イタチやネズミが素早く噛み付く様子に似ていることから、「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら遊んだことから来ているらしい。
そう、素早さが鍵なのだ。スパムやウィルスとそれに対する対策もまたしかり。

最近、大手のプロバイダの大半が「25番ポートの外部提供停止(Outbound Port25 Blocking)」と言うスパム対策を実施するようになってきた。Port25 と言うのは一般にメールソフトなどで SMTP と言う設定になっているメールサーバの送信ポートのことだ。
本来はメールサーバ間でのメールの送受信を行うためのものだが、メーラーがメールサーバへ送信を依頼するために使用するだけでなく、直接メールを送信するために(相手メールサーバのものを)使用することもある。そのため認証も何もなく正当な手順さえ踏めばどんなソフトからでも利用出来るようになっていた。スパム用のソフトはこれを悪用し、全く無関係のサーバを経由して送信することで、送信元を特定出来ないようにするものが多い。
そのため、従来から pop3 before smtp と言って、メールサーバ以外がこのポートを使用する場合は、それに先立ち受信操作(pop3)を行わなければ利用出来ないようにしたサーバが増えていた。受信にはそのメールサーバの正当なユーザである必要があるから、それにより正規ユーザ以外を締め出そうとしたわけだ。
しかしそれだけでは外部の pop3 before smtp に対応していないサーバを利用したスパムは防ぐことが出来ないとの認識に立って実施されるようになったのが、「25番ポートの・・・」である。これにより、そのプロバイダのユーザが外部のメールサーバを悪用してスパム送信することを防ごうと言うわけだが・・・実はうちみたいに、(接続)プロバイダとは別に外部に専用のサーバを置いている(あるいは仮想サーバを借りている)場合もこの制限にひっかかることがある。
ま、これはメーラーの設定でなんとか逃げられるので・・・って、それじゃスパムだって逃げられるんじゃないの?って。そう、実はそうなのだ。
それでもやらないよりマシ。あるいは何とかの警告表示と同じで、プロバイダとしては「うちはちゃんと対策してますよ」と言うポーズを・・・(以下略:ぉ
そればかりではない。結局はいたちごっこなのだ。
たとえばすでにこんなスパムメールが流れている。

>>ビジネスワークアシストより
>>
>>メールの大量送信出来ますか!?
>>できない場合は全てSMTPサーバが原因です。
>>プロバイダでの送信はポート25が
>>ブロックされ大量送信不可能です。
>>その為独自で用意する必要がありますが
>>これが簡単にいきません。
>>SMTPサーバが原因でメール送信を
>>出来ない人が沢山居られますが
>>このソフトで100%解決できます。
>>他社製品と比べてください。
>>この価格でこの高性能!
>>インストールするだけで大量送信可能!


その一方で、たとえばシェアウェアの Explzh のサポートでは、これまでバージョンアップ通知のメールを Bcc 機能を使って正規ユーザに送信していたが、このサーバでの制限に引っかかって送信できなくなってしまい、個人ユーザ向けの通知を停止していると言う。
よく言われることだが、さまざまなスパム対策が、結局は普通のまじめなユーザに不便を強いる結果だけになっているわけだ。

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投稿者 shoda T. : 18:55 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月09日

どちらが茶番?(日常非日常)

マイクロソフトが提供しているブログサービス「msnスペース」が衣替えして Windows Live Spaces になった。
実はmsnスペースって閲覧する側から見ても、かなり使いにくいものだた。特に Windows9x な知人からは、表示するのに何分もかかるんですが、どうなってるんでしょう?と聞かれたりしてたが・・・知りません(^^ゞ
バージョンアップしてよくなったかと言うとそうでもないらしい。
元の msnスペースにしても、Windows XP な私の環境では、一番最初にちょっともたつく感じはあったが何分も待たされることはなかったし、今も同じ。
しかし環境に依存するのは衣替えしても変わらないのかもしれない。
元マイクロソフトジャパンCEOなる古川氏のブログによれば、米ボストンからだと(それだけが原因ではないと思うが)症状は変わらないようだし(8月2日の・・・)。

その後も、古川氏はブログ上で延々と愚痴をこぼしている。

で、ここからが本題(^^ゞ
ところが、である。ごらんのように5日のエントリーでは打って変わって殊勝にも「ちょっと、反省しています。」なのだ。
いったい何があったのか知らないが、ブログ外で説得なり何らかのコンタクトがあって、その結果であるのは明白。そのことは少しは書かれているが、どう考えてもこの急激な変化はそれ以上のことがあったとしか思えない。
いくら身内だからって、それはなんじゃろ(-_-;)
Windows Live Spaces の機能が大幅に改善されたのならともかく・・・基本的には怒り心頭にあった2日のレベルとほとんど変わりはないはず。
だったら・・・内輪の取引したんでしょ?だったらそれも公開しろよ(笑


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投稿者 shoda T. : 23:32 | コメント (3) | トラックバック

日本人はブログがお好き?(ニュースの視点)

米Technoratiが7日(現地時間)公表した調査結果によれば同社が追跡しているブログの数は、約6ヶ月半ごとにほぼ倍増しており、7月末現在で5000万件に達し、3年前と比べると約100倍に増加したという。
7月末時点で毎日新しいブログが約17万5000件、つまり毎秒2件以上開設されているが、そのうち約3割が日本語だと言う。

また、一日当たり投稿される記事は約160万本(18.6本/秒)となり、一年前と比べ投稿数は倍増していると言う。
四月の統計によれば、そのうち34%が英語、33%が日本語、14%が中国語と、この三ヶ国語で8割以上を占めていることになる。面白いことに5月、6月は英語が増加、日本語は2ポイントほど落としている。それ以前の統計が出ていないのではっきりとは言えないが、春は出会いの季節なのか?(笑

投稿時間帯の統計では、英語は午前10?午後2時の時間帯、そして17時頃が最も多い。一方日本では午前6?9時や午後6時頃、そして真夜中?深夜2時頃に投稿が多いと言う(たぶん現地時間に換算したもの)。それだけ日本では仕事上のブログよりも、個人的なブログが圧倒的に多いと言うことか。
いずれにしても人口比で言えば日本語のブログが突出していることに変わりはなく、日本人がいかに日記好きかを印象付けた格好だ。

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投稿者 shoda T. : 18:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月08日

変わることの難しさ、変わらぬことの難しさ(日常非日常)

TVなんかほとんど見ないが、最近はたいていの話題のものはネットでも見ることが出来るようになった。
とはいえ、何度も書いていることだが、残念なことに番組に関してはほとんど「公式」には見たり聴いたりすることが出来ない、日本では。少しずつ変わりつつはあるが、しかしまだまだ。
変則的だが、そこに風穴をあけたのが YouTube.com だ。
と、その話はまた別の機会に(^^ゞ
CMに関しては、大手のものはたいてい自社ホームページで公開しているケースが増えて来た。特に話題のものとか、力を入れているものはCM本体だけでなく、メーキングなど微にいり細にいり公開してくれているのは、ある意味ありがたい。
古いCMについては、公開しているスポンサー企業は少ないが、この分野でも YouTube.com は強い味方だ(笑
・・・とずいぶん長い前振りだな(爆笑
前振りだけで紙数は尽きた。続きは・・・・なんてね :-)

冗談はともかく、キリンラガーのCMでチューリップの再結成が見られるとか言うので、キリンのサイトをちょっくら覗いてきた。
う?ん(-_-;)

どこかにも書いたと思うけれど、かつて多分な輝きを放っていたロックキャンディーズと言うバンドがあった。
名前からすると完全なロックバンドと思うかもしれないが、まぁ、どっちかと言うとフォークロックだろうな。そういうテイストのバンド。
さて、彼らは有名になるにつれ名前を変え、音楽のスタイルも少しずつ変化して行き大ヒットにも恵まれ・・・そして現在50代の彼らが今何をしているか。
もちろん今の彼らを評価する人の方が多いのかも知れない。押しも押されぬ○○だからね :-)
でも私的には、年齢を重ねたからと言って、なぜそうなるの?と言うのが正直なところだ。

一方で、たとえば遠藤賢司みたいな人もいる。年齢を重ねて丸くなるなんてことは、この人には無縁なのだろう。
最近の曲、たとえば「ド・素人はスッコンデロォ!」なんてのをライブでやる時は、たった一人でギター抱えブルースハープ吹き、おまけにドラムを叩きながら、もう無茶苦茶としか言いようのない(笑)演奏を繰り広げている。

PANTAも遠賢には負けていない。一方で「リサイクル・デー」や「HONEST JOHN」のような、独自の、丸くはないがそれなりに老成した感じさえ受ける曲を歌う一方で、10代の頃と変わらぬ激しさで「革命戦争宣言」などを唄うのだ。

まぁ、変わり方にもいろいろある。だからそれぞれの変わり方にどうこう言うつもりはない。しかし、私がどちらを潔しとしているかは改めて書くこともないだろう。歳を重ねて変わらないはずはないが、変わるに任せても良いものと守るべきものがあると思う。
キリンラガーのCMを見て、何年か前に、ダウンタウンブギウギバンドが(一日限りだったかの)復活ライブをやった時のことを思い出してしまった。
単なるノスタルジーで昔の曲を演奏しても、昔は帰ってはこない。かと言って現在のあるがままを提示することすら出来ない。
ダウンタウンブギウギバンドの復活ライブの記録を某HPで読んだ時、正直言って呆れてしまった。彼らはその朝、初めてのリハーサルを行い、本番に臨んだ・・・
その時、共演したPANTAをはじめとした現役ロッカー達は、(毎日のように演奏活動しているにも関わらず)前日もその前にもリハを繰り返していたはずなのに、主役がそんなことでいいのかと言う違和感でいっぱいだった。
もちろん、彼らは単なる「同窓会」気分なのだから、それで良いのだと言う意見もあるだろう。しかしそれならレコードコンサートだけで十分じゃないのか?(-_-;)
今現在の自分を投入し、投影してこそ活きた歌を提示出来る。ノスタルジーではなく、遠賢やPANTAの今の唄を聴き、昔の曲を今の演奏で聴ける遠賢やPANTAのファンは幸せなのかも知れない、とつくづく思うのだ。


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投稿者 shoda T. : 11:38 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月03日

番外編:時代は変わる・・・Pentium からDuo へ(愛しきIC(チップ)たち)

IntelのCPUがまた世代交代を果たした。
もちろん、従来からのx86アーキテクチャの流れは変わらないしソフト互換は保たれているが、チップの内部構成は、エントリーレベルのCore 2 Duo から、ハイエンドの Xeon まで Coreマイクロアーキテクチャで統一されることになった。
製品名も、8086から80186、80286、80386、80486、さらに80586改めて Pentium と続いたナンバーリングの流れから決別、1チップ上にCPUコアを二つまで集積していることを暗示している「Duo」となる。

そもそも8086 と言う名称は、インテルの創業当時から連綿と続いていたICの型番の命名規則に沿った形でつけられたもの。これは4桁の数字の、最上位はIC製造のプロセスタイプを示し、二桁目はアクセスタイプ(R/WかROMか、あるいはイレーサブルか、など)を、下二桁は容量を示していた。なぜ容量かと言うと、それは取りも直さずインテルがメモリーICメーカーであった証だ。
ま、厳密に言えばメモリーではないCPUは命名規則通りではないのだが、許容範囲での連想命名であったのは確か(4004?8080?8086と言う流れ)。
それが、80186 以降はこの規則からはずれて、CPUとしての世代を表わすナンバリング名称となっていた。
だが、一方で数字だけの型番は商標として独占権を得ることが出来ず、似た名称を付けた互換チップの台頭を許した。互換チップの名称問題に頭を痛めたインテルは、80586 から商標権を主張出来る Pentium と言う名称に改めた。Pentium とは、ギリシャ語の5を意味する pentas に由来する造語である。
次の世代「80686」は、その命名規則から言えば、Hexium となるべきはずであったが、Pentium と言う名称が浸透したことに気を良くしたインテルは、そのまま Pentium をシリーズ名として使い続けた。かくて、ナンバリングの命名規則もまた崩れ去って行ったわけだが、Duo と言う新シリーズ名は、それに止めを刺したと言える。
それだけ、今回のマイクロアーキテクチャの変更はインテルにとっても自信作であるのだろう。

一方で、現在ほぼ唯一の対抗するCPUメーカーとも言うべきAMDは、先に報じられたようにグラフィックチップとチップセットのATIを買収し、統合的なCPUメーカーへと脱皮を図っている。
とりあえずは、インテルとはあまり競合しないx86ベースでの組み込み用途の廉価なワンチップに注力するようだが、この分野では、アーキテクチャー的には全く異なるが、ARMの流れを組む Intel XScale と言う強力な対抗馬が存在する。
さて、組み込み用途では、ソフト的には互換性のない戦略と取っている Intelに対し、x86互換で対抗しようとするAMDは流れを変えることが出来るだろうか?
一方、PC用ではデュアルCPUによる統合チップセットでの戦いは、Duo により、Intel もCPUパワー的にはAMDに追いついた今、どのような流れに変わって行くだろうか。こちらもまたこれからのAMDの出方次第とも言えるが・・・。


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投稿者 shoda T. : 20:41 | コメント (2) | トラックバック